20171207:現場

今日は介護施設の現場定例会議。

会議の後は現場監理です。

介護施設では引戸を多用しますが、これまで木製既製品からスチール製作物まで、用途と予算に合わせて採用してきました。

その中で、今回は既製品ベースでオーダー可能な建具を採用しています。

阿部興業株式会社の施設向け商品です。

その中でこのポケットタイプの片引きハンガードア(壁引込み上吊り戸)の施工写真です。

コレの良いところは、戸袋部分に鋼製補強下地を使っているところです。

片引き戸、引込み戸は間仕切壁の戸袋部分の壁を引戸の厚み分薄く、およそ半分程度の厚みする必要があります。

その為、どうしても壁の強度か不足しがちです。その部分を鋼製とし補強している所がいい所です。

介護施設等は廊下からの出入り引戸部分は下地石膏ボードを二重張にする事が多いので、写真の部分はその下張り部分です。この上にもう一枚石膏ボードを貼りますので、鋼製補強と合わせて戸袋の半壁部分が補強できます。

阿部興業さんは元々オーダー建具製作会社だったので、この他にも既製建具もオーダー建具も色々と対応可能で、特殊な建物等で色んな対応が可能のようです。数本の建具であれば昔ながらのの建具屋さんでと対応可能かとおもいますが、建具数が多い建物はこのような大手建具メーカーの方が安心出来ます。

電気の要らない自動ドア

いわきに打合せの帰りに立ち寄った常磐道下り線、湯ノ岳PAのトイレドアが、電気の要らない自動ドア?

モノは知っていましたが、初体験?

扉の前のマットに乗ると体重で装置が下り、テコの原理で引戸を開ける原理かと。

からくり装置感はありますが、アイデアを実現した方の努力と装置を採用したNEXCO東日本を讃えるべきかと。

設計の仕事でも、良いプラン、良いアイデアがあっても現実化しないと絵に描いた餅?

建築設計では、ハウスメーカーさんの様にモデル住宅などを用意して売り込む事は中々難しく、お客様との出会いがあって初めて出来上がるもの。

良いアイデアが出来ても、お客様に採用されなければ現実にならないのが事実?

どんなものでも、良し悪しの色んな意見はあるにせよ、アイデアを具体化した事は凄い事だと思います。

私も、お客様に満足頂ける良いアイデア、良いプランをご提案を出来る様に精進して参ります。